介護休業に救われた!仕事を辞めずに介護と仕事を両立できる体制を整える

親の介護が必要になったとき、「仕事を辞めなきゃいけないのでは」と不安になる方も多いのではないでしょうか。 しかし、日本には仕事を続けながら介護をサポートできる制度があります。 制度を上手に活用して、「仕事も介護も」あきらめない道を考えてみませんか?
突然 介護生活が始まりました(ノ;ΦДΦ )ノ
一人暮らしで自立していたばぁば(私の母)が、癌の手術と抗がん剤治療を機に日常生活に手助けが必要になりました。更に免疫力が低下した身体に感染症の猛威が襲い、生死をさまよって、、、
奇跡的に復活したばぁば!しかし、退院の話が出た時は自分で体の向きを変えることも指先さえも動かせない状態でした。一気に要介護5になったばぁばの介護がSTARTしました!
(꒪д꒪;|||
介護休業とは? 仕事と両立するための選択
私は週5フルタイムで働いています。ばぁばが入院し、ICUに入ってから有休休暇を使用して仕事を休んでいました。
二週間経った頃、職場から介護休業への切り替えを勧められ、更に1ヶ月仕事を休むことにしました。
介護休暇と介護休業の違い
介護休暇 | 介護休業 | |
---|---|---|
取得期間・日数 | 対象家族1人につき年5日(2人以上なら年10日まで) | 対象家族1人につき通算93日(最大3回まで分割可) |
取得単位 | 1日・半日・時間単位 | 原則連続した日数(分割取得可) |
用途 | 短期間・突発的な介護対応(通院付き添い、手続き、面談など) | 長期間・まとまった介護対応(施設入居準備、在宅介護体制の整備など) |
申請手続き | 当日の申出も可能(会社の規定による) | 開始日の2週間前までに申請が必要 |
賃金・給付金 | 原則無給(会社によって有給の場合も)/給付金なし | 原則無給(会社によって有給の場合も)/雇用保険の「介護休業給付金」あり |
詳しくは厚生労働省の特設サイトがありますので、是非調べてみてください。厚生労働省の特設サイトには、ページ下部に介護休業の解説動画も掲載されています。

ばぁばと私は同居していませんし、ばぁばは私の扶養にも入っていません。同居していなくても、扶養家族でなくても介護休業は取れます!
会社の上司に介護休業を取る旨を連絡したら、人事課が申請書類を用意してくれました。
[常時介護が必要とする状態に関する判断基準]
[ 介護連絡表]
2つの書類にばぁばの状態と介護が必要な理由を記入して提出するだけでした。
介護休業の制度を利用すると通算93日(約3ヶ月)仕事を休むことができます。休む期間を分けて取ることもできるので、私は1ヶ月休むことにしました。今後、また仕事を休まなければならない状況が起こった時のために、2ヶ月分は残しておこうと考えたのです。
この1ヶ月で、要介護申請、退院後の生活の準備、ばぁばのメンタルサポートに努めました。
介護休業給付金とは?
雇用保険の被保険者で、一定の要件を満たす方は、介護休業期間中に
休業開始時賃金日額の67%相当額の介護休業給付金が支給されます。
詳しくは、お近くのハローワークにご確認ください。
(厚生労働省特設ページより)
介護休業中はもちろん無給です。収入はゼロ円ですが、社会保険料は自分で支払う必要があります。そのため、会社から振込依頼のお知らせが届きました。健康保険料・年金保険料・・・等の控除額でマイナスになった給与明細書(ー∀ー;)

わかっちゃいるけど切ないです。。。
そして介護休業が終了して職場に復帰してから介護休業給付金の申請をしました。人事課に申し出て委任状にサイン。私の場合は自分でハローワークに出向かずに、会社が申請をしてくれました。
そして2ヶ月後に[シヨクギヨウアンテイキヨク]から振込まれましたよ!

賃金の67%は大きいですね!
忘れずに申請しましょう。٩(*´ᗜ`*)

介護は突然始まることが多く、心の準備ができていないまま働きながら対応しなければならない現実があります。 でも、制度を知って自分も、家族も、職場も大切に できるような選択肢が広がるといいですね!